このブログを初めてちょうど1年が経ちました。好き勝手に書いているブログですが読んで下さる人の気持ちが少しでも暖かくなればという思いは1年前から変わりません。これからもお付き合い下さると嬉しいです。
ふと、気が付くと、あの眩しいほどの黄金色に輝く銀杏の木が、公園を黄色の絨毯に彩っています。四季折々の風景を見ていると変わらないもの、変わっていくもの、どちらもかけがいのないものだと気づきます。銀杏の木は毎年色づき、やがて葉を落とす。変わらない美しさがある一方で、変わり続ける町の風景がある。そのどちらにも、小さな喜びを感じます。私がこの一年で一番変わったのは「人を赦せる」気持ちを持てるようになった事です。自分もミスをしたり、失礼な事を言ったりしているのを「棚に上げて」人様を赦すも何もないもんだ、と思うでしょうね。私はこう見えても(?)過去の事を「根」にもつタイプです。あなたは人に嫌な事を言われたり、されたりしたら、それをすぐに「赦せる」(忘れる)タイプですか?私は過去にメンタルヘルス不調を経験した事や、私に対してネガティブな態度をとった人を忘れられないんです。ですので過去をどう自分で折り合いをつけるかは私の中で課題でした。
「相手を赦してあげなさい、そうすればあなたが楽になりますよ」てよく聞かれる言葉です。それは事実です。でも、赦すことが出来ない事だってあります。当然です。だって傷付く気持ちって目には見えないんですから。誰かどれくらい傷付いているかなんて簡単には判断できません。だからこそ、難しくて辛いですよね。
私は無理に忘れようとはしませんでした。ただ、過去の出来事が私の中でそっと『小さくなった』のです。「赦せた」訳ではないのかもしれません。過去に起きた事、あの時感じた心の痛みは消えません。それは私の人生の一部として残るでしょう。けれど、今はもう、その痛みで私の気持ちが曇ることはありません。
この変化は、なぜ起きたのか。それは、私が未来を創る喜びに夢中になっているからです。きっとまた上手くいかない事はある。失敗したり、嫌な事を言われたりするだろうと思います。でも、大丈夫だろう、と思える自分もいます。
だって、私は一人ではないから。私を信頼して心配してくれる家族。遠くに、近くにいる友人。そして、頑張って乗り越えた過去の自分。人は一人では生きていけない。そんな当たり前だけど幸せの力に気が付きました。
今月も、心と心が緩やかに繋がる「VIA性格の強みワークショップ」を開催します。孤独を手放し、穏やかに語り合う時間をご一緒しませんか?お待ちしています。
レジリエンスラボウチダ 内田早恵 2025年12月3日

.png)

0 件のコメント:
コメントを投稿