本を読むのも好きだけど漫画も大好きです。歴史物、ミステリー、グルメ、が出てくるものにハマってますが、もう1点ハマっているものがあります。それは、主人公がコンプレックスを抱えている、という設定です。これは自分では気が付きませんでした。好きな漫画を人に勧めまくっていたら人から言われたのです。言われてみて初めて「そういえばそうだった」と気が付きました。言われて気が付く事は結構ありますね。
私はコンプクレックスの塊のような子供でした。だからこそ、妄想に走りがちでした。現実では冴えない、クラスの地味グループの中にいる一人で、その輪から抜け出しもせず安穏としているような子でした。派手(今では一軍女子っていうらしいですが)グループに入りたいとも思いませんでした。しかし、妄想、空想の中ではいかようにでもなり得ますものね。それで十分だったんです。ただ、そういう妄想は授業中に羽を広げてしまう癖があったので小さい頃から成績はパッとしないものでした。それで悔しいと思わずにいたのですから人から見たら、きっとやる気のない子に見えただろうと思います。
人は誰しもコンプクレックスの一つや二つあるかと思います。それって克服しようにも中々難しいものがありますよね。かく言う私も未だにコンプレックスと戦っています。
私のコンプレックスの一つは髪の毛です。酷いくせ毛なんです。小さい頃は大人になって、自分でお金を稼げるようになったら美容院代だけは節約しないぞって思ったものです。私の小さい頃に比べると髪に関する施術法も薬(?)も多種多様になったらしく、今では美容院に行く度に魔法にかかったような気分になります。とても嬉しいです。施術自体には異を唱える事はないのですが困ったのが髪型をどうしたいかという希望を言えない事でした。そもそも施術してもらうのに時間がかかるのだから髪型のリクエストなんて言っていいのだろうか、とか、面倒くさい客と思われてないか、とか気になってしまい、結局「特に拘りはありません」とか言っていたんです。
しかし、最近になって通い始めた美容院でようやく自分が困っている事、実はこうしたい、と思っている事を話す事が出来ました。美容師さんが丁寧に話を聞いてくれて自宅で簡単に出来るやり方も教えてくれました。私が自宅でyoutube動画で簡単ヘアアレンジとか見るけどそういうの、上手にできた試しがない、むしろ、やっている最中に腕が痛くなって諦めてるって話をしたんです。そうしたらほんの少しの工夫で見栄えよくなるっていうのを教えてくれてんです。きっと世間の皆さんはご存知でしょうが私は全然知りませんでした。
やっぱりプロってすごいな、って思いました。そして、気が付きました。その店では私のくせ毛を見ても「癖がすごい強いですね」って言われていなかったのです。こういう事って自分ではわかっていても言われると凹みますよね。美容師さんがそういう事を言われる側の人間の気持ちを慮ってくれたのかもしれません。なんとなくそう感じたのです。それが私の安心感に繋がり、自分の事を言おうという気分になったのかもしれません。
居心地の言いお店を見つける事が出来て嬉しい年末になりそうです。

0 件のコメント:
コメントを投稿