どんな物事でも良い側面と悪い側面の2面性があります。良く言われるのが「ラッキーだと思える人は既に幸せである」という事です。つまり些細な事でも「よかった」「有難い」と思う人は自ら幸運を引き寄せているのです。それと同時に幸運な人には共通した特徴があります。
それは他人に対して感謝の気持ちを還元しているのです。誰でも「家族」や「友人」や「職場の仲間」には感謝する事はあると思います。しかし、幸運な人は自分の感謝を示す対象を自ら制限していません。些細な事にも感謝できるので小さな親切を見ず知らずの他人に示す事が出来るのです。そうする事によって自ら幸運の上昇気流を作り上げそれに自分で乗っかる事ができるのです。
ところが中には一生懸命他人に尽くしているのに運が良くならないと思い込む人がいます。そういった人にも共通した特徴があります。それは「自分はダメな人間である」という思い込みからくる自己憐憫が強い人です。特に他人と比較して自分が置かれている環境が特別悪いと思い込んでいるケースがよく見受けられます。こういう人は「負のスパイラル」にはまり込んでしまっています。
どうしたらこの「負のスパイラル」から抜け出せるのでしょうか。それは他人への親切心の表し方を変えてみるのです。他人に親切心を示すのはとても良い事ですがそれは自己憐憫を解消させる目的であってはなりません。相手にとって「有難い」という気持ちをもってもらってこそ初めて親切心、親切な行為が活きてくるのです。例えば新しい服が欲しいと言っている人にその人の好みも聞かないで自分の好みの服を送っても迷惑なだけです。
小さな親切を普通に出来る様になったらあなたも自分の為の上昇気流が出来上がるでしょう。
レジリエンスラボ ウチダ 内田早恵 2025年6月12日


0 件のコメント:
コメントを投稿