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2025年8月13日水曜日

🏢 忘れられない合唱祭の舞台裏

  先日投稿した「心が震えた瞬間ー忘れられない合唱祭ー」は多くの方にお読み頂きました。ありがとうございます。「心が動いた瞬間ー忘れられない合唱祭ー」

多くの反響をいただき、「一体どんな合唱祭だったの?」という声も聞かれたので、今日はその時の様子を少しお伝えします。録音・録画・写真撮影が禁止されていたので画像はアップ出来きません。しかしそれは私にとって「忘れられない光景、耳から離れない歓声」の思い出です。

 合唱祭なのでもちろん、各学年・各クラスによる課題曲・自由曲の合唱があります。次男の高校の特徴は校歌が「アカペラ」無伴奏です。ですので課題曲は毎年「アカペラ」で自由曲も「アカペラ」の曲を選ぶクラスが多いです。なかなか聴きごたえがあります。人の声って素晴らしいですよね。しかし、なんていったって今年のメインは教師による合唱でした。これは次男が入学した3年前に始まった恒例?行事です。

 過去2年間は2回連続でジブリ映画『耳をすませば』の主題歌「カントリー・ロード」でした。今年に何になるのか。しおりには書いてません。教師有志合唱が始まると、ワラワラと会場に控えていた先生方がステージに集まり始めます。すると生徒からの熱烈な掛け声が上がります。まるでアイドルのライブ会場にいるかのような「〇〇せんせー!頑張ってー!」という甲高い応援の声が会場に響きます。今年は例年よりその掛け声が大きく否が応でも期待値が上がります。

 前奏が聞こえない位の生徒達の掛け声の中ででおもむろに響く先生方の第一声は「U・S・A!!」。曲はなんとDA・PUMPの「U・S・A」です!すると指揮者の横並びに後ろ向きにスタンバイしていた若手男性教諭4名がクルッと客席に向かってターンをして曲に合わせてダンスを始めました。生徒達は大喜び。会場のボルテージは急上昇。慣れないダンスを必死に踊る若手先生達。鳴りやまない手拍子。そのまま最後のサビの間奏に入りました。すると、それまで合唱で参加していた一人の男性教諭が押し出されるようにダンスの列に加わります。それを見た生徒達の歓声は一段と大きくなり、その男性教諭が最後のサビと共にダンスを始めた途端ボルテージは最高潮、悲鳴の様な大歓声と拍手。恐らく本物のDA・PUMPが登場してもあれほどの歓声ではなかったでしょう。

 この男性教諭は次男高校のOB3期生。まさに学校を愛し、生徒から愛される先生。この先生が近々定年を迎えるのは全生徒の知る所です。大歓声のまま最後のポーズも決まり会場全体が歓声と笑顔と拍手に包まれました。私の席から生徒達の後姿しか見えなかったのですが初めて後姿でも笑顔って分かるものなんだと思いました。

 東京都では国に先駆けて2024年度から高校無償化制度が導入されました。こうなると都立から私立に人が流れるのではないかという声も聞かれます。確かに人が育つ上では環境の影響は無視できないものです。しかし、同時に忘れてはならならないのはその環境を作っているのはまぎれもなく「人」であるという事です。人が変われば環境も組織も変わります。次男が入学した都立高校は2年前と変わったところと変わらないところがあります。良い事ばかりではなかったのも事実です。でも、良くしたい、楽しいものにしたい、という思いがあればよい方向に変わるのです。

 進む道がすでに舗装されているかどうかは重要ではありません。大切なのは、その道をどのような気持ちで歩むか。感動的な合唱祭の記憶は、環境をつくるのは「人」であり、その人の熱意は何よりも価値あるものなのだと再確認したイベントでした。

 9月に最後のイベント文化祭が行われます。多くの人に笑顔が届きますように。



レジリエンス ラボ ウチダ 内田早恵 2025年8月13日



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