人に悩みを打ち明けられた時にどうすればいいのか分からないという時ありませんか。親切な人や思いやりが深い人ほどなんとかその人を助けたいと思ってあれこれ言葉を考えるかもしれません。でも、聞いているだけ良い時もあるんです。
先週末自分自身の研修の為にポジティブ心理カウンセラー講座を受講しました。その講座では実際にクライエント(相談者)とカウンセラー役になってロールプレイをします。ロールプレイで自分が相談する側に回っても(とっさに)嘘が付けないものです。自分自身の今までの、または今の経験を話してしまうものです。研修で参加しているのに自分が励まされたりします。
私がペアを組んだ参加者(クライエント・相談者役)はご自身を自己肯定感が低いと評価されてました。話を伺うとご自身の特性が周囲から理解されず辛い経験をなさった過去があり、それが原因で人とのコミュニケーション、人間関係が上手に構築できないという悩みをお持ちでした。もう何十年も前の事だけどされた事を忘れられない。そうだろうとしか言えません。しかし当人の言葉に悲壮感がなく、過去に自分に冷たい態度をとった相手に対してネガティブな言動がないのです。ご自身が思うより今現在その参加者さんと周囲の人は良い人間関係を築けているのではないかと思いました。
カウンセラーが相談者と接する時は自分がしゃべり過ぎないのが鉄則です。例えカウンセラー自身の意見があったとしても相談者がカウンセラーの意見に惑わされてはいけません。これは私がこれからも修業を積んでいく必要があるのですがこの時は気を付けてクライエント役の参加者さんの話に耳を傾けました。20分間のロールプレイで私が話したのは5分にも満たない時間であったと思います。所が最終的にクライエント役の参加者さんが「あれ、自分は今までと違った感覚になっている」とおっしゃったのです。お互いお礼を言って終了したのですが私としては特に何かをしたという感覚はありませんでした。
どんな人でも立ち直る力を持っている。人からああしなさい、こうしなさい、と言われなくても自分自身で立ち直る力(レジリエンス力)を持っているのです。どうすればそれを見つけるられるのか。色々な方法がありますが「誰かに話す」という事だけで未来への道が見えてくる事もあります。まさにそれを実感した講座でした。
あなたが必ずもっている「立ち直る力(レジリエンス力)」を見出すお手伝いをします。それを見つける旅を私は心から応援します。


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