あっという間の3年間でした。先週末、次男高校生活最後のイベント「文化祭」が幕を閉じました。高校3年間毎年イベントを楽しませてもらいました。次男は高校入学と当時にイベントが再開しました。中学入学時にそれまだ当たり前に行っていたイベントが急になくなりグレーな気分なスタートでした。多くの皆さんにとってもコロナ禍の期間はそうだったでしょう。それが故にこの3年間のイベントは本人達のみならず私達親にとってもかけがいのないものでした。
思えば長男が幼稚園に通い始めた年に行われた運動会から始まって十年以上子供達の行事で楽しませてもらいました。夫さんが来られなかったり、私が行けなかったりした時もありました。その経緯から我々夫婦は何があっても子供達のイベントを優先すると決めて参加してきました。イベントのみならず学校公開にも何回も足を運びました。優しい息子達なので「もう来るなよ!」とは言いませんでしたが思春期男子(今も?)は複雑な胸中だったでしょう。
家ではよく話してくれる息子達。しかし、思春期ど真ん中男子は学校でどんな会話をするのだろうか、と気になります。次男クラスの演劇を見に行った時です。生徒さんが既に着席している人に「詰めて下さい」と案内をしていました。その時に角ッコに座った生徒さんが案内をしている生徒さんに「ここに座ってて大丈夫?演者の邪魔にならない?」と聞いたのです。角ッコに座った生徒さん自身がギリギリギューギューで座りにくそうなのに。その些細なやり取りを目の当たりにした時、温かい気持ちが胸に広がりました。思春期真っ只中の男子たちが、こんな会話をいとも自然にやっている。この学校の日常を想像しました。
音楽部の公演は合唱祭を彷彿とさせましたし、ダンス部のパフォーマンスは、キレのある動きと一体感がまるでテレビで見るアイドルのようでした。どちらの公演も親や祖父母さんが多く来場され、熱心にビデオ撮影、終了後に写真撮影をしているを見てはかつての自分の姿を思い起こしました。最初は上手に撮れなくて、息子達と笑いながら見た事。夫婦で「右手前方前から3列目に長男!」と指示出し担当(ほぼ、私)と撮る担当に分担して夫婦で協力体制をしいて不器用ながら乗り越えてきた事。
一生懸命やると結果がほしくなる、1位を望むという気持ちはよくわかります。運動会、合唱祭、文化祭、息子の組を1位に!優勝を!と何度願ったかしれません。しかし、今思い起こしてみると1位とか2位とか優勝とかそんな事よりもっと大切なものが私の中に残っている。それはどんな結果よりも光り輝いている。何度取り出しても色あせることはない。
本気でやってくれてありがとう。運営してくれた学校の先生、スタッフ、PTA委員の皆さん、沢山の思い出をありがとう。
実はこれからが本番。受験は暗くて長くて辛い。でも本気になれるのを知っているからきっと大丈夫と自分に言い聞かせています。
レジリエンスラボウチダ 内田早恵 2025年9月10日
.png)

0 件のコメント:
コメントを投稿