私の母は80歳になりますが、毎日をパワフルに過ごしています。足腰も丈夫で、あちらこちらに出かけては友人とランチを楽しんだり、旅行に出かけたりしています。私は月に一度、カフェでモーニングを一緒にしながらおしゃべりをするのが楽しみです。母が生き生きとしている姿を見るたびに、私自身もホッとします。いくつになっても親は親、子は子なのです。
先日会った際もテレビ朝日系列のドラマ「相棒に最近ハマった」と言ってました。私は以前書いた様に「相棒」は全シーズン制覇、映画も完全制覇してます。今更!と思いましたが、母が「今は忙しいけどその内に暇になったら最初のシーズンから見る!」と張り切ってました。今はネット配信もありますし、見ようと思えばいつでも見られますね。「母が暇になる」のは何時の事なのか・・・・でも先の楽しみがあるのは嬉しい事です。年齢を重ねても「先の楽しみ」があることって、本当に素晴らしいことだと改めて感じます。
実は母は少し前までややメンタル面において心配な状態でした。父は典型的な「The 家父長」な考えを持つ人間で一緒に暮らしている母が息苦しく感じている様に思えました。父は普段はユーモアのある楽しい人なのですが自分の思うように事が運ばないと、感情的になり、声を荒げたりすることがありました。私はどのような夫婦の在り方であってもお互いが幸せだと感じているなら夫婦の在り方は夫婦の数だけあって良いと思っています。しかし、明らかに母が息苦しく感じているならそのまま見て見ぬふりは出来ませんでした。
そこで先ず私は母を私のクライエントと思いコミュニケーションを取る事にしました。カウンセラーとして必要な資質、それはクライエントと寄り添う姿勢です。二人とも私の両親ですが今回は母が「クライエント」。母に寄りそう態度を徹底的にとりました。そうして会話を重ねる内に母本来の考えが母自身から出てくるようになりました。身びいきもありますが母は素直で親切、好奇心旺盛な気質があります。母の元々持っているその気質(性格の強み)を活かしてカウンセリング的な会話を続けていったら段々と不安要素は解消されました。
元々友達と会ったり、ボランティア活動に精を出したりするのが好きな人です。一時期あれこれと悩んで食欲も減退気味で、友達と会うのも躊躇していたようでしたがそれも解消されました。以前の様に自分の意思でやりたい事をはっきりと主張できるそんな母に戻ってくれて一安心しました。
明日はこれをやろう、来月はこんな事やりたい、と思える気持ちを持ち続けていられるかどうかで人生の豊かさが変わってきます。過去の栄光を人に自慢すると一時の快楽を得られますが追々人は離れていきます。資産がないとやりたい事も出来ないと思うでしょうか?確かに資産があれば選択肢は増えるかもしれません。でも、どれだけ資産があっても「やりたいこと」が思い浮かばない人生は、実はもっと不幸なのかもしれません。
レジリエンスラボ ウチダ 内田早恵 2025年7月30日
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