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2024年12月27日金曜日

2024年ー今年一番嬉しかった事ー

  


2024年もいよいよ残り数日となりました。皆さんにとってどのような一年でしたか。私は今年ほど色んな事が起きた1年もなかったのではないか、と思う程色んな変化があった年でした。誰にとっても同じ日というのは訪れないのですから誰にとっても今年一年は特別な一年でしょう。私にとって今年一番嬉しかった事、特別だった事、それは新しい友達が増えた事です。2つの事がきっかけで新たな友達・仲間ができました😀

 前回復学した大学への経緯を書きました。

ブログ「晴れのち曇り」小さな奇跡の話

 カナダのQueen's大学を卒業したものの、OB同士の繋がりはないだろうと思っていました😢なんせカナダ内部の知名度に比べると日本ではイマイチ知名度が低い(?)大学です。しかし、今年になってここ何十年も活動実態がなかったQueen's大学同窓会日本支部が活動を再開したのです😲クィーンズ大学の同窓会支部は世界各国にあるらしいのですが私自身は特に関わりはありませんでした。そんな中クィーンズ大学同窓会日本支部が活動再開する記念としてイベントの連絡がありに参加してきました。

クィーンズ大学 同窓会について

 私は知り合いが一人も居ない中参加したのですがとても楽しかったです😁先ず東京にあんなにQueen's大学 の関係者が居た事に驚きました😲それと、私と同じように自分の周囲にQueen's大学の関係者がいないと思いながら過ごしている人が居たんだと知った安心感がありました。

 二つ目は個人ベースで活動を開始すると決めて、様々なセミナーや講演会に参加して知り合った人達です。それぞれ目指す方向性は違っており、専門とするスキルも全く違います。しかも、私より随分と先に進んでいる人達ばかりで話を伺っているだけで刺激を受けて私が元気、勇気をもらえます。そんな人達が私の話に真剣に耳を傾けてくれる態度に励まされました🙇

 Queen's大学同窓会で知り合った人と、それ以外の機会で知り合った人達と共通しているのはどちらも年齢もバックグランドも性別も国籍もそれぞれバラバラという事です。尊敬できる人達と出会えたご縁に心から感謝してます。昔からの友達、特に学生時代からの友達はもう20年来の付き合いになります。その友達関係とは違う新しい関係に新たにチャンレンジする勇気を日々もらっています。

 今年は自分なりに活動を開始する💪と宣言したにも関わらず特に何も成し遂げられませんでした。けれどどんなに支払っても容易に手に入れる事が出来ない素晴らしい友人を新たに手に入れられた事、これは今年ならでは特別な事でした😊

 来年はもっと多くの人のお役に立てるよう更に色々な事にチャレンジしたいと思っています。本当に今年もありがとうございました。皆様が健やかに年末年始を迎えれられるよう心から願っています。

 2025年1月11日に無料ワークショップを開催します。後日お知らせいたしますのでご興味ある方はご参加頂けると嬉しいです。ブログ更新は年末年始はお休みさせて頂きます。




2024年12月28日 レジリエンスラボ ウチダ 内田早恵





2024年12月25日水曜日

👩MERRY CHRISTMAS‼‐小さな奇跡の話‐

  

  クリスマスですね🌲私達家族は無宗教ですのでその意味では無関係ですが普段とは違って少し豪華な食事をしたり、特別感があります。私はミッション系の高校に通っていたので聖書や讃美歌には慣れ親しんでましたし、クリスマスの宗教的な意味も少しは理解しています。「クリスマス」、それはいうならば奇跡の日ですよね。

 私の身に起きた小さな奇跡のお話をします。私が47歳の時に中退した大学に復学したのは既に色々な所でカミングアウトしてます。でも、最初からそうしようと思ってたわけではないのです。最初はとにかく大学卒業という資格が欲しい、そう思いました。日本に居りましたので、日本の通信制の大学に入学し仕事をしながら大学卒業を目指そうと思ったんです。そこで、あれこれ調べて数校候補の中から1校合格通知を頂きました。

 入学金を振り込む前になって「そういえば自分が中退した大学は今どうなっているんだろう😕」と気になってウェブサイトを検索したんです。そうしたらそのウェブサイトにOnlineで世界中のどこからでも授業が受けられます、学位も取得できます、と書いてあったんです😮

Queen's University Canada

 時はコロナ禍前の2019年夏、「Onlineで授業を受ける❔」という状況がイマイチ理解できませんでした。でも、聞いてみる価値はあるのかも?という考えが頭をよぎりました。Queen's 大学に問い合わせたらまさに私の思っていた通りで日本に居ながら講座を受講出来て学位も取得できるという事でした😲しかも調べてもらった所、私が在籍していた時の成績が大学に記録されており、今回は復学という事で当時取得した単位もそのまま卒業単位に組み込んでくれる、という話でした。

 こんなラッキーな事があるでしょうか😲!?私が中退した後も何となく捨てられずに持っていた当時の学籍IDカードで私の本人確認を証明する事が出来ました。太平洋を越え、数回に及ぶ引っ越しの時も捨てずに持っていた思い出の品がまさかこんな事に役に立つなんて!と本当に驚きました😂初めて過去の自分を褒めてあげたいと思いました。これがなかったら違う道を歩んでいたと思います。金額的には日本の通信制大学に入学する方が安くすむのですがこれはチャレンジするしかない💪と思いました。大学スタッフによると全体の三分の一の単位数を当時取得していたので、大分近道をして卒業する事が出来る、との事でした。そしてその後の2年半はそれまでの人生で最も充実した勉強時間を過ごし、学ぶ楽しさを味わいました😃

 奇跡✨って選りすぐられた人間にしか起きない、と思っていませんか?今回はQueen's大学がonline授業をしていたのが奇跡だったのではありません。復学に必要な学籍IDカードをたまたま取っておいた事、そして入学金を振り込む前に(大事ですよね?!)Queen's大学のウェブサイトをチェックした事が奇跡だったと思ってます。奇跡✨って自分で起こせるものなんです。劇的なストーリーではないけどそれは本人にとって紛れもなく奇跡✨で幸せに続く扉です。

 今の自分は未来の自分の奇跡になるかもしれません。どうか今と未来の皆さんに素敵な奇跡と沢山の幸せがありますように😀そして、私にチャンスを与えてくれたQueen's 大学と入学辞退の連絡をした時に丁寧な回答を下さった日本のM大学にも限りない感謝を込めて。




2024年12月25日 レジリンスラボ・ウチダ 内田早恵


ウエルビーイングに大きく影響する5つの強み「好奇心」


 

 

 

2024年12月20日金曜日

👩小さい達成感を沢山積む

 

 パンが大好きです。出来れば週末くらい焼きたてのパンとコーヒーで優雅に朝食をと願ってやみません。少し前に近所のスーパーで見つけたこの冷凍パン。ものすごく美味しいです👍フランス産の冷凍食品で自宅のオーブンで焼くだけで焼きたてのクロワッサンが食べられるんです。買って開けてみたらペッチャンコのクロワッサンが出てきてびっくりしました。持ち帰った時にうっかり潰したか!と思いました。やらかした!一瞬焼く前から失敗したと思いました😨けど、めげずに説明通りにやってみたら「voilà ‼」ってフランス人なら言いそうな出来栄えでした。フランス人のパンへの愛情に感謝!家で焼きたてクロワッサンが食べられる時代になりました!小さな達成感・満足感で一杯です😆

 小さな達成感は次のステップへの第1歩になります。私が米・ペンシルベニア大学で心理学を勉強していた時に月1回、Class Zoom Sessionに参加するというのが必須となってました。アメリカもカナダもこのClass Zoom Sessionに参加して発言するというのが評価対象になっているので参加するだけで何も発言しない、というのはマイナス評価になりかねません。

 ところが、私は発言するのはとても苦手でした。若い頃に大学を中退したのは様々な理由がありますがその中の一つとしてディスカッション形式のクラスについていけなかった、というのがあります。今回ペンシルベニア大学のClass Zoom Sessionに参加した時も意見を言った方がいいんだろうな。。。と思いつつ時間が過ぎていったんです。その時参加していたsessionが何故か各国の政治の話に流れ、私は聞きながら「うわー、政治の話か。こんな時に振られたら最悪だわ😒」と思っていたら、案の定「サエ、日本の事情はどうだい?」と私に話が振られたんです。

 本当に先生っていう職業の方はどうして発言したくないって人を選ぶのが得意なのでしょう?!その時はまさに「キター😱」と「万事休す😨」が3秒位の間に去来しました。その時はなんとか前の発言と間接的に繋げるよう胡麻化したのですがその時の後味の悪さは忘れられなかったです。で、次からは自ら発言した方が良いと思い、Class Zoom Sessionの前に自分が発言する内容のスクリプトを準備し、練習したんです。

 いざ参加し、かなりドキドキで自ら挙手して発言したら、なんとまぁ「Beautiful👌」と褒められたんです。アメリカではBeautiful(ビューティフル・美しい)っていうのを「とても良い」という褒め言葉で使う人がいるらしく、決して見目を褒められた訳ではありませんよ。その時の達成感・満足感はこれは生涯忘れられません。発言するなんて他のクラスメイトからすると達成感を得るような行為ではないし、大した結果ではないです。素晴らしい記録でもないし、クラス全体に何か影響があったわけでもないです。でも、私にとってこの小さな達成感はものすごく意味がありました。

 他のクラスメイトが自分の意見を理解してくれたという安心感、英語が多少おぼつかなくてもそれをバカにするような人がいない、という感動と感謝😂そして何より自分で自ら準備した事が報われた満足感が一気に押し寄せました。それから私は発言する事に対しての苦手意識が大分減りました。それと、人前で話すという事も「日本語だったら大丈夫😏」という図太さも生まれました。達成感の大きさとその影響というのは人それぞれなんですね。達成感を得た後、それが何に繋がるのか、それが達成感の持つ本当の意味だと思いました。


 で、今回、冷凍パンを焼いての達成感・満足感から得られたものは「優しい気持ち」です。「美味しいは独り占めしないで大切な人とわけよう」です。達成感・満足感で優しい気持ちになれた私、焼きたてクロワッサンは家族で食しました(当たり前?)。



2024年12月21日 レジリンスラボ・ウチダ 内田早恵



2024年12月18日水曜日

【駄】新幹線に乗ったらやりたかった事

  先週末に日帰りで東北地方に足を延ばしてきました。といっても旅行ではなく、息子の通う大学の定期演奏会があった為です。遠いんですよ。東京から新幹線で片道4時間。。。色々できそうですが、新幹線に乗るとボーっとするタイプの私です。今回は強行日程だったにも関わらず満足度は高かったんです。そう、ようやくやりかった事が出来たんです😄

 兼ねてからずーっと夢だったんです。テイクアウトのコーヒーを買って余裕をもって大人の女性(実際の年齢は結構大人な私です)っぽく、仕事出来る女っぽく新幹線に乗る事!です。で、今回ようやく実現しました!しかも、ラージサイズです💛私はコーヒーが大好きなので、一日2-3杯と決めています。ですので一杯一杯が勝負!なんです。誰でもそうでしょうが、美味しいコーヒー☕を飲みたいんです。

 今までできなかった理由としては、先ず手荷物が多い😅テイクアウトのコーヒーってそれだけで片手が必要となりますよね。ペットボトルや缶コーヒーだったら手荷物の中にポサッと入れておけるのですがテイクアウトは無理。子供らが小さい頃はなんせ親の荷物は多くなりがちなので片手をコーヒーだけ、というのは夢みたいな話です。ある意味贅沢です。あと、私はゆっくりと車窓の景色を見ながらコーヒーを味わいたいのですが新幹線って本当に早いですよね。東京からだと、仙台、名古屋、大阪、長野辺りだと私の感覚では直ぐに着いてしまう。子供の相手をしていると飲み切らない危険性もあります。

 もう一つ出来なかった理由としてはテイクアウトはオシャレで美味しいけど子供が一緒だとこぼす危険性が高い😓ハラハラしながらの時間となり、全然まったり、ゆっくりできないわけです。そうなると美味しいとかオシャレとかいう事よりも安全性、機能性が重視されペットボトルや缶コーヒーという事になります。それはそれで美味しいんですよ😌しかし、いつかは、と思い続けて何年か。。。テイクアウトのコーヒーを買って新幹線に乗るのが夢でした。いつになったらオシャレシチュエーションでコーヒー飲めるのか、と思っていたらその未来はすぐきました。

 今回は同行したのが夫さんだった事、出発前に時間があった事、日帰りなので荷物が少なかった事という条件が揃い、上野駅構内にあるecuteでテイクアウトコーヒーを買い込んで、乗り込みました。たまたま夫さんとは席が離れた事、隣には下車駅まで誰も乗車してこなかった事が功を奏し夢にまで見たオシャレシチュエーションが揃いました。しかも、途中から車窓からは雪景色⛇になり、なんとも年末感が溢れます。これよ、これ👍まさに夢に見たオシャレシチュエーション💖カフェインも効果もなんのその、あまりの居心地の良さにウトウトしてまさに至福のひと時。

 帰路はこれまた私の恒例となっている現地でおにぎり🍙を買い新幹線内で一服して気持ち良く帰京です。お店の人気ナンバーワンは塩結びだそうで納得のお味です。もはや世界中に誇れる日本の元祖ファーストフード、手軽でコンパクトで腹持ちも良い。今回は時間がなかったので地元スーパーのおにぎりとはいかなかったのですが満足です。

 息子出演の定期演奏会🎶も良かったですし、強行日程でも行って良かったです。ただ、あんなに空いている車内で夫さんの隣は乗客が居たり、目の前のポスターのタレントさん(お奇麗な女性タレントさんです)に4時間ずーっと見つめられて怖かったり(ポスターなのであちらが目を逸らしたらホラーです)、孤軍奮闘でした。こういう状況をなんというか、そう「日頃の行い」ですね😝



2024年12月18日 レジリエンスラボ ウチダ 内田早恵 


ウエルビーイングに大きく影響する5つの強み「好奇心」




2024年12月14日土曜日

👩コンプレックスと戦わなくても良い

  本を読むのも好きだけど漫画も大好きです。歴史物、ミステリー、グルメ、が出てくるものにハマってますが、もう1点ハマっているものがあります。それは、主人公がコンプレックスを抱えている、という設定です。これは自分では気が付きませんでした。好きな漫画を人に勧めまくっていたら人から言われたのです。言われてみて初めて「そういえばそうだった」と気が付きました。言われて気が付く事は結構ありますね。

 私はコンプクレックスの塊のような子供でした。だからこそ、妄想に走りがちでした。現実では冴えない、クラスの地味グループの中にいる一人で、その輪から抜け出しもせず安穏としているような子でした。派手(今では一軍女子っていうらしいですが)グループに入りたいとも思いませんでした。しかし、妄想、空想の中ではいかようにでもなり得ますものね。それで十分だったんです。ただ、そういう妄想は授業中に羽を広げてしまう癖があったので小さい頃から成績はパッとしないものでした。それで悔しいと思わずにいたのですから人から見たら、きっとやる気のない子に見えただろうと思います。

 人は誰しもコンプクレックスの一つや二つあるかと思います。それって克服しようにも中々難しいものがありますよね。かく言う私も未だにコンプレックスと戦っています。

 私のコンプレックスの一つは髪の毛です。酷いくせ毛なんです。小さい頃は大人になって、自分でお金を稼げるようになったら美容院代だけは節約しないぞって思ったものです。私の小さい頃に比べると髪に関する施術法も薬(?)も多種多様になったらしく、今では美容院に行く度に魔法にかかったような気分になります。とても嬉しいです。施術自体には異を唱える事はないのですが困ったのが髪型をどうしたいかという希望を言えない事でした。そもそも施術してもらうのに時間がかかるのだから髪型のリクエストなんて言っていいのだろうか、とか、面倒くさい客と思われてないか、とか気になってしまい、結局「特に拘りはありません」とか言っていたんです。    

 しかし、最近になって通い始めた美容院でようやく自分が困っている事、実はこうしたい、と思っている事を話す事が出来ました。美容師さんが丁寧に話を聞いてくれて自宅で簡単に出来るやり方も教えてくれました。私が自宅でyoutube動画で簡単ヘアアレンジとか見るけどそういうの、上手にできた試しがない、むしろ、やっている最中に腕が痛くなって諦めてるって話をしたんです。そうしたらほんの少しの工夫で見栄えよくなるっていうのを教えてくれてんです。きっと世間の皆さんはご存知でしょうが私は全然知りませんでした。

 やっぱりプロってすごいな、って思いました。そして、気が付きました。その店では私のくせ毛を見ても「癖がすごい強いですね」って言われていなかったのです。こういう事って自分ではわかっていても言われると凹みますよね。美容師さんがそういう事を言われる側の人間の気持ちを慮ってくれたのかもしれません。なんとなくそう感じたのです。それが私の安心感に繋がり、自分の事を言おうという気分になったのかもしれません。

 居心地の言いお店を見つける事が出来て嬉しい年末になりそうです。

 2024年12月14日 レジリエンスラボ・ウチダ 内田早恵





2024年12月11日水曜日

🏠弱音は吐きだして良い。

 

 私は芸術的センスには乏しい人間なのですがクリスマスになると毎年この写真のオーナメントを飾っています。最近では芸術的センスなんてものはあまり気にならなくなりました。私自身愛着が沸いてきて飾るのが毎年の恒例行事になってます。それこそ私が幼い頃に海外に住んでいた時はこのシーズンは各家庭の飾りつけが華やかで出歩くだけでウキウキした気分になったものです。今、私が住んでいる地域でも家々でさり気なく飾りつけがなされており、見るだけで嬉しい気分になります。日本は派手派手しさはないものの、可愛いものが多く、これはこれで素敵だな、と楽しんでます。

 嬉しい気分になれるシーズンなのにここの所、少し落ち込む事がありました。原因は大した事でありません。「こんな事、予想していたし!」と自分に言い聞かせていました。所が思わぬ(?)所に影響が及んでいたのです。普段なら受け流せる事を受け流せず息子とギスギスした会話をしてしまいました。因みに私は息子は二人おりますが、長男は大学の為に一人暮しをしており、今は次男(高校2年)と夫と私の3人暮らです。家族とギスギスした雰囲気になってしまった時、どの様に状況を打開しますか?本当に嫌などんよりした気分になりますよね。

 困った状況を打開する方法は人それぞれです。例えばパッと思いつくだけでも「美味しい物を食べる」、「お酒を飲んで発散する」、「ひたすら運動して汗を流す」、「瞑想する」、(お勧めできませんが)「物や人にあたる」、「バラエティー番組等笑える物をみる」、「感動的なストーリーを読んだり、見たりする」、「人に愚痴を聞いてもらう」、など様々あります。人によってはいつもこうしているという方法があるのではないでしょうか?私は実は「人に愚痴を聞いてもらう」というのが大変苦手です。「人から愚痴を言われる」機会はものすごくあるのですが、言う事はすんなり出来ないんです。

 「人に愚痴を聞いてもらう」というのは「弱音を吐く」という事です。よほど相手を信頼していないと出来ません。ですので自分はよく「人に愚痴を言う」という人がいたら、あなたは信頼できる人がいる、という事です。とても素晴らしいです。弱い自分を受け入れてもらえると思っていないと弱音なんて吐けませんよね。私は近年、ようやく少しずつですが「人に弱音」を吐ける様になりました。弱音を吐けるようになってから気が付きましたが私は自分が愚痴を言って相手を嫌な気持ちにさせてしまうのが嫌だったのです。人によっては聞くだけでも嫌な気分になってしまう事もあるので相手にそんな思いをさせてしまうのを気にしていました。

 しかし、その心配は必ずしも周りの人と自分に良い影響を及ぼすとは限りません。出来ない事は出来ない、嫌な事は嫌だ、凹んでいる時は素直に今、自分は凹んでいるんだと思っていいんです。そういうふうな自分を認める事こそが、自分を労わる事になります。そしてそれを周囲の信頼できる人間に言う、それだけでよかったんですね。誰のせいでもないけどそういう気持ちになってしまう事もあるでしょう。それは誰にでもあります。自分で自分を労わってこそ、人からも、そして、人をも労わる事ができます。

 因みに我が家は今はまた穏やかな日々に戻りました。ギスギスしたのは誰のせい?誰のせいもありません。では誰のお陰で元に戻ったのか?それは、お互いのお陰です。



2024年12月11日 レジリエンス・ラボ ウチダ 内田早恵


2024年12月7日土曜日

👩好きな事があると救われる

 東京ではようやく紅葉してきた今日この頃。皆さんは季節はいつが好きですか?私は秋から冬にかけての今の時期が好きです。このキーンとした空気がなんとも言えず好きなんですね。雪国の人にとっては厳しい季節ですけど私は雪も大好きです。

 皆さんの好きな物は何ですか?趣味は何ですか?初対面の時やちょっとした雑談のきっかけとしてなされる質問ですよね。直ぐに沢山答えられますか?好きな事を仕事にした方がいいから熱中できる何か、好きな事を見つけよう、とよく言われます。

 私は食べる事が大好きです。流石に50を過ぎてから世間でいう、「代謝が落ちてきた」事を自覚し、食べられる量も減ってきました。寂しい限りです。私はグルメではありませんし、高い食材や嗜好品を沢山買える程の余裕はありません。ですので、ごくごく普通に食べる事を楽しんでいるだけです。しかし、食に対する執着心が強いのか、本や漫画や映画等はグルメ系に偏りがちです。

 趣味というより、もやは専門家?!という知識をお持ちの方もいらっしゃいます。熱中できる位好きな事があるのは大変素晴らしい事です。人生を豊かにします。売れるのではないか、という腕前をお持ちの方もいらっしゃいますね。そういう方達を見てしまうと、自分が好きな事は「趣味」って言っていいのだろうか、と思ったりします。よく「趣味って言える程のものではないんだけど。。。」と断りを入れる人もいますね。その気持ちはよく分かります。

 私は自分の趣味を堂々と言えずにいました。でも、自分の好きな事に救われた事があります。私は復学した大学の授業で「サブカルチャーとジェンダー史」という授業を受講しました。課題の中で自分の好きな作品をジェンダー史の観点から分析するというものがありました。その課題でこの写真にある漫画を取り上げました。正直、提出した課題の評価はあまり高くなかったのですが(私の学力のせいです)課題をこなすのがとても楽しかったのを覚えています。自分に好きな事があってよかったと思った瞬間でした。それから堂々と漫画が好きですって言えるようになりました。自分の趣味が勉強の役に立つなんて思ってもみませんでした。人生って思いがけない事がおきるものです。

 趣味とか好きな事とかが将来に役立つかどうかなんて分かりません。分からなくていいんです。大切なのは好きな事を堂々と好きだ、楽しい、趣味です、と思える事、言える事です。好きな事が見つからない、何をやっても楽しく思えない人はものすごく心が疲れてしまっている可能性があります。いつもならやっていて楽しいと思える事が楽しくないと思う時もあります。そういう時は先ず自分を休ませてあげましょう。頑張れない時はあります。楽しいと思えない時だってあります。その事に気が付いたらむしろチャンスです。気が付かないでそのまま生活を送ると心が風邪を引いてしまう可能性があります。

 「楽しい」「嬉しい」と思える自分になる時まで少し怠けて下さい。いつも自分がやらなきゃいけないとされているタスクを放棄してもいいです。好きな事を楽しめる自分を取り戻すまでそれでいいんです。特別な事はしなくてもいいです。日常生活を少し楽して送るだけでいいんです。日常生活には「小さな楽しい」が沢山あるはずですから。




2024年12月7日 レジリエンス・ラボ ウチダ 内田早恵

2024年12月4日水曜日

👩人様からの親切を有難く思えますか?

 

さて、12月になりました。あちらこちらでライトアップがなされ、彩り豊かになりましたね。人の心も彩り豊かになっていたいものです。

 この写真は自宅近くの公園です。季節ごとにライトアップされているのですが、今年初めて見に行ってきました。お子さん連れも、カップルもそして、シングルさんも見に行くだけで暖かい気持ちになります。写真だけですが皆さんにも暖かさが伝わります様に。

 前回のブログに中退した大学に47歳で復学し卒業した、と書きました。今回はその事をもう少し詳しくお伝えしたいと思います。

 私は勉強が好きではありませんでした。日本の高校を卒業してカナダに行きたいと思ったのも単純な理由からでした。カナダという国をもっと知りたいと思ったんです。カナダの大学に入学しても十分やっていけるだろうと勝手に勘違いをしていたんです。そう、全くの勘違いでした。それも、ものすごく大きな勘違いでした。いざ入学したら授業に全然ついていけなかったんです。大講座制の授業はともかく、ディスカッション形式のクラスなんか一言も発せずに終わるばかりでした。ディスカッション形式のクラスで一言も発しないのはやる気がない、と見なされるので当然成績はわびしいものになります。赤点や、単位を落とすという経験を生まれて初めてしました。

 そこで一発奮起してガリガリに勉強すればいいのに、嫌な現実から目を逸らしてしまったんです。大学に行かなくなりました。友人が一緒に勉強してくれたりサポートしてくれたんですがそれすらも恥ずかしいと思って有難いと思えなかったんです。人が当たり前に出来る事が出来ないってものすごく自分を追い詰めるんですね。自分だけが落ちこぼれてしまっているという気持ちになり、誰にもこんな恥ずかしい事は言えないと思いました。むしろ、テスト勉強を手伝ってくれる友人の存在がとても不思議に思えました。私から何もお返しが出来ないのになんで助けてくれるんだろうと。

 人にサポートを求める、そして、そのサポートに感謝する、という行為は単純に思えて出来ない人が多いのではないでしょうか?自分に出来ない事があるのを認めたくない人は多いでしょう。出来ない事を言ってしまったら人から見下されるんじゃないかと恐れたり、何より自分がダメな人間になったようで認めたくない。残念な事に世の中は私のテスト勉強を手伝ってくれた素敵な人ばかりではありませんしね。でも、出来ない事を見下されたら、見下した人を憐れんでやりましょう。気にする事はありません。自分が見下されて悔しかったり、恥ずかしかったりしたら自分はそうしない人間になればいいんです。人は直ぐには変われません。でも、そういう心持ちでいるだけいつかは変われるものです。

 人から助けてもらったらただ単純に「ありがとう」「とても助かった」と言えばいいんです。そして自分も誰かに自分の出来る事をすればいいんです。そんな単純な事でよかったんです。私はそんな単純な事に気が付くのに随分と時間がかかってしまいました。けれど、この事に気が付いたらとても生きていくのが楽になりました。無理をする事はありません。だって人生は気が付かない程の小さな幸せで溢れていますから。




2024年12月4日 レジリエンス・ラボ ウチダ 内田早恵(うちださえ)

👩心のバッテリー切れにご注意!

  ちょっとした事に大騒ぎして大変アピールしてくる人がいます。はたから見ると「そんなに大変かな?」と思う様なタスクであっても、「すごい頑張った」感を過剰に出されるとかえって疲労感やモヤモヤを感じることはありませんか?  そういう時はどの様にその場を乗り切っているでしょうか?「ご苦...