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2025年5月30日金曜日

【news】愛情という名のフィルター

  ものすごく激高している相手の対応はストレスです。特に一方的に相手が大噴火している時は恐怖感と不愉快感を感じます。最近では東京都立川市の小学校で保護者の関係者が来校して学校教諭にケガを負わせるという事件がありました。メディア報道によると保護者と学校側で当該保護者の児童について話し合いが行われていたが、保護者側が納得する結論にはたどり着けなかった、とありました。話し合いの内容は気になる所ですがそれよりもケガを負った人の心の傷にならない様にと願っています。

 保護者が自分の子供が危険にさらされていると感じると落ち着いた対応が非常に難しくなります。いじめ問題一つをとっても昨今では原因が多様化してます。学校側も対応に慎重にならざる得ないという事情もあるでしょう。しかし、親は子供を大切に思えば思うほど、感情的になってしまいます。それは親としての愛情があればある程、子供を守りたい、守らなければならないという思いが強くなるからです。親だからこそ、子供の言い分を「100%正しい」と信じるという態度は親の愛情が根源にあるからこそともいえます。

 愛情を注いでいる結果なわけですから親としての気持ちに間違いはない。しかし、だからと言って取っている行動がいつも正しいとは限りません。何故なら親は愛情フィルターは通じて子供を見ており、それは自分にとっての事実しか見せないものだからです。愛情フィルターは一点集中型で強固です。親だったら誰でも愛情フィルターを装着してますがそれは自覚できません。何故なら親にとってあまりにも当たり前だからです。

 愛情フィルターを上手に使いこなす方法としては子育てで自分が何に対して不安を持っているのか、そして何が不満なのか、この2点をはっきりとさせる事です。お子さんはお子さんで「不安と不満」を抱えてるでしょう。お子さんの「不安と不満」は親の「不安と不満」と一致しない場合もあります。その場合はお子さんの「不安と不満」を解消させるのを優先させた方がよいでしょう。

 例えお子さんであったとしても人の「不安と不満」を受け止めるのは労力を必要とします。そんな時はどうぞご連絡下さい。インスタ経由でもメールでも結構です。あなたが一人で悩む必要はありません。

 レジリエンスラボ ウチダ 内田早恵 2025年5月30日


   インスタグラム Resiliencelab3



 


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