歴史が好きです。日本史、西洋史辺りが好きな分野です。何百年前の人も同じ様に泣いたり笑ったりして生きてたのと思うと時間を忘れて想像にふけってしまいます。
だからと言って、最新のテクノロジーや流行に嫌悪感があるわけではありません。「楽な世の中になったもんだ」と感謝しながら生きていますし、新しい知識をアップデートして刺激を受けています。
―ところが先日、ちょっとモヤッとする出来事がありました。
ある人が、自分の専門である「新しい知識」の素晴らしさを強調したいがあまり、「それに比べて、心理学は遅れている」というニュアンスの発言をしたのです。その人は悪気なく発言されたのでしょうけど、仮にも心理学を齧った者としては少し嫌な気分になりました。
どんな事にもそれに行き着くまで長い道のりがある。その道が続いたからこそ、今があるのだと思っています。数年後には今の自分達を遅れていると笑っているかもしれません。それでも、歩み続けたからこそ今の私達があるのだと思ってます。
「遅れている」「進んでいる」というのはあくまでも個人の物差しにしかすぎない。そう理解しつつなんとなく気分が晴れない日々が続きました。この「モヤモヤなんだろうな・・?」と。
そこで気が付きました。
過去に頑張った人を否定されたみたいで嫌だったんだって思ったんです。上手に乗り越えた過去も、泥臭かった過去も、全部ひっくるめて今の私を作っています。それを全部受け止めて、明日に向かいたい。きっと、歴史上の無数の凡人達も、そうやって必死に生きていたに違いありません。
過去を「遅れている」と否定するのではなく、それを踏み台にし、新しくジャンプすればいい。
そう思えたら、なんだか今までよりも、ずいぶんと高く跳べそうな気がしてきました。
レジリエンスラボ ウチダ 内田早恵 2026年6月18日

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